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SIGMA 70-300 全域マクロ化成功。但し・・・ [α300]

ゴールデンウィークのさなか、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は特に何をするでもなく、普段の土日のような生活をダラダラ続けています。
10日あると思ってた休みも今日で半分消化です。
10日というキーワードで、休みが10日まであると錯覚することもあるのですが、次回出社は9日です。後半戦、何をしようかな。ヒッキーはしないようにしたいなぁ。

さて。
SIGMAの70-300 DL MACROを『お売りくださいハドオフハドオーフ』から1英世で連れて帰ったことは以前書きました

このレンズ、300mmの時に限って最短撮影距離を95cmに切り替えるスイッチがついています。(普段は1.5m)
300mm/95cmで撮ることにより、ハーフマクロ撮影ができます。
このレンズ、実はスイッチを改造することで全域で最短を95cmにすることができる、とわかっています。(こことか他のとこで断片的に情報を収集)

今日は天気がよく、息子は部活、嫁は買い物に出かけフリーな状態(っていっても毎日なんですけどね)で、開けてるわけもないパチに行って案の定預けてきて。
mixiや蔵、Zorgのモニタリングにも飽きてきたところ、ふとこのレンズのことを思い出してまずは開けてみようってことにしましたよん。



クリップじゃないですね、クリック。あと、blogはブログであってプログじゃないですからね。
私はよく、わざとプログって書きますけど気づいてました?

ここから先は、写真で説明していきます。
ぐぐっても詳しい手順を示したものが出てこないし、写真つきなんてほんとない。(↑のが唯一?)
なんかマズいのかな。これうpしたらシグマの人から怒られるとか。
まあ、怒られたら削除すればいいか。世の中、この改造に興味持ってる人もいるだろうからね。
ただ、これだけは言っておきます。

改造はおろか、ネジ回して部品外した時点でメーカーのサポートは得られなくなります。 もし、大事なレンズなら真似しないほうがいいと思います。 何かあっても助けてくれる人いません。私も助けるほどの知識は持ち合わせていません。 1000円で買ったレンズだからやってみたのです。↑の記事の人もジャンクだから改造したのです。 耳タコでしょうけど自己責任ですからね。

さて。では分解した部品をもとに、構造と手順を説明します。
実際、簡単です。レンズの分解なんてやったことないですが、そんな知識は要りません。
1/700スケールの軍艦プラモを作ることができる手先の器用さと慎重さがあればできると思います。

■用意するもの
・精密プラスドライバー(メガネ用でいいです)
・ピンセット(改造後、部品やネジをつまむために。指先に頼るのはよくないです)
・金切りノコまたは代用品(部品の一部をカットするために。ニッパーじゃ無理ぽ)
・プライヤーまたは代用品(カットする部品を固定するために。指で持てるほど甘くないです)
・できれば白い紙とか缶とか(部品、特にネジをなくさないように。私はそんなの用意しなかったですが)

■構造、手順など

1)2箇所のネジを外します
その後スイッチをマクロ側にスライドさせて黒い部品を外します。
マクロ側にしなくても外れるかも知れないですが、私はノーマル側じゃ外れませんでした。

RIMG9858.JPG
外した部品を裏側から見たところ。見えてるネジが締まってる限り、これらはバラバラにはなりません。
私のは、このネジが緩んでてその下の金具がグラグラでした。だから時々引っかかってたのかー。
ちなみに、ネジは1本だけでした。もともとそうだったのかな。

このネジを外すと、これだけの部品に分かれます。

RIMG9859.JPG
左からA)外側の部品、B)内側でズームやピントリングをロックさせる部品、
C)ネジ、D)スイッチのスライドを固定させる部品、E)スイッチ
取付は、Aの上にDを置いてその上にB、そして外側からEでCのネジで締めます。
この写真では、下が上になります。(タテ撮りしたの、面倒なので回転させませんでした)

RIMG9864.JPG
レンズ側、スイッチがついてたところです。Bの部品の両側のツメが上側の部品(F)と溝にはまります。
これはノーマル側の状態です。スイッチをマクロ側にスライドさせるとFの部品がこの写真では上にスライドし、ズームリングが300mmで固定されます。
一方、反対側の溝(写真ではわかりにくいですが)は幅が違ってて、この写真で言えば真ん中の穴から左は広く、右は狭くなっています。
マクロ側では、狭くなったほうの溝が使われます。
写真と説明だけでは(゚Д゚)ハァ?かも知れませんが、開けて見てみればなるほどってわかります。
もしわからなかったら、この時点で改造を諦めて速やかに元に戻してください。今ならまだ引き返せます。

さて、この状態ではピントリングはストッパーがない状態ですのでグルグル回ります。 が、グルグル回してはダメです。調子に乗ってるとえらいことになりますから。 実際、私は一時、無限遠を失いました。
その後、どうにかこうにかほぼ回復させましたが。
ほぼというのはアレです、無限遠を出すには∞よりも少し戻さないとダメになったからです。
まあ、根気よくやればちゃんとなるんでしょうけど、いい加減な性格なのでだいたいでOKなのです(笑)

2)部品を加工します
加工って言ってもアレです。片方のツメをサヨナラするだけです。
このレンズのマクロの仕組みは、下にスライドすることによりピントリングが1.5から0.95の間にも回るようになります。このスライドはズームリングが300mmでの時のみできるような機構なのでしょう。
なので改造は、Fをノーマル側(押し込まない)に維持したまま、上のツメが溝の下側を通るようにしてやればいいのです。
よって、Bのネジ穴とは逆側のツメをどうにかしてやればいいのです。

自分はこのツメを金切りノコで切断しました。割と厚い金属ですのでにっぱーやラジオペンチで切るのは無理です。金切りノコじゃなくても、1mm厚程度の鋼材を切ることができるものがあればいいです。

RIMG9865.JPG
切断後のようすです。切断面がきれいじゃないですが、引っかかるような残り方じゃなかったのでそのままです。一応、金属ヤスリも用意していましたが・・・

これで改造は終わりです。
スイッチユンットを元通りに組んで、Fをノーマルの位置(300mm固定じゃない位置)にして2本のネジで本体につければ終了。呉れ暮れも、ピントリングは無意味に回さないこと。

本体につけたらスイッチはマクロ側にして使ってください。ノーマル側だとどんな時も最短1.5mのままです。

どうですか、割と簡単そうでしょ?
けど、慎重に慎重に、失敗しても諦められると思ったらやってみてください。
ネジ、特に中のネジをなくしたらアウトです。
せめて、精密機械用の皿ネジを売ってる店の見当をつけてから作業を開始してください。
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見たよ! 4

コメント 2

masao。

私のレンズはかってに全域マクロになりました。
保障期間中だけどこの方が便利なので修理にはだしません(^^)
by masao。 (2011-05-07 10:46) 

だめぽ

masao。さん
ご無沙汰です、お元気ですか?
ってblogに伺えばいいんですが、フォトサイトを巡るだけでもひーこら言うてまして、
ご無礼をばお許しください。

勝手になったんですね。何を手を加えないでもそれは嬉しい故障?ですね。
そんなもん修理したら不便になるだけ。いちいち最短を意識しなくっていいのは好都合ですね。

by だめぽ (2011-05-07 16:49) 

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